函箱雑記帖
造形作家岩田美智子の展覧会案内、日常のいろいろなど。
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個展中 at Fukuoka
antiques+ふくやは福岡市の中心街から少し外れた地区にある小さな古い一軒家です。
錆びたトタン板や椅子が置かれた入り口の玄関戸をガラガラと開け靴を脱いで上がります。
耳に入ってくるのはレコードでかけられる店主セレクトの音楽。
ジャズの時もあれば昭和歌謡やフォークジャンボリーのライブ音源や外国の民族音楽など様々。レコード盤をめくる時の店主の表情はにやけていてカワイイ。
いつもは古道具や骨董がさり気なく展示されたこれまた垂涎の空間ですが今回はそれらを殆ど仕舞って私の作品が置かれています。
なんせ備品の棚や鉄の道具それ自体が魅力的なので例えばその棚にポツンと作品を置くと、そりゃ映えます。
鉄の道具に小さな磁石パーツをくっつけると、そりゃカッコいい!
古道具店で展示できる役得ですね。
さて初日は台風の影響もあって心配でしたが思わず沢山の方に来て頂きました。
購入していただいたものはその場でお渡しするので1日目が終わった夕方には作品も減り何となく寂しい感じに。
期間中2回ほど小品を追加納品しましたがそれも減っているようです。
私の展示会でのこの現象は珍しい事で本人もビックリですが(笑)これはふくやの吸引力ですね。
日頃から良いものを選び、お客様に心地よい時間を提供する(音楽とコーヒー込みで!)なので来られたお客様たちは皆さん本当にゆっくりと楽しそうに作品を観て、選んで行かれます。
こんな店で作品展できる私は幸せです。
個展は13日(土曜)迄。
詳しい情報は前回のブログ記事でこ確認ください。
因みにHPなどはありません。
どこまでもアナログなお店です(笑)






福岡で個展します。


久しぶりの個展です。
場所は福岡市内のantiques+ふくや
10/6(土)〜13(土)
11:00-19:00 会期中無休
6日は在廊しています。

殆どが今年制作した新作です。
次につながってゆく予感の作品も出します。
来ていただいた方のご意見を聞かせていただけるのを楽しみにしています。
尚、ふくやにはHPは無いのでお問い合わせは以下の電話番号まで。

[antiques +ふくや ]
福岡市中央区警固3-9-7
電話 ー092-713-0481 / 090-2082-7958
ワンダーウォール再放送!

前述したドラマ「ワンダーウォール」

今日17日午後2:00〜3:00

NHK地上波で再放送!

取り急ぎのご報告です。

録画の用意を是非!

夏雑記 / ドラマ 「ワンダーウォール」

このブログは殆ど備忘録として、又は苦手なパソコン作業に慣れるために始めた割には更新頻度が少ない。

心を少し入れ替えて取り敢えずこの夏の出来事など、、書いてみるか、と言っても特別に暑かったこの夏、殆ど引きこもり。

おかげで秋から続く展覧会の作品制作は捗った。

少し新しい境地での作品もできていますよ!

先日10月の個展DMの打ち合わせに行ったところ店主は私が予想していたものとは趣向の違うポップな作品をDM用に選んだ。
「歳取ったせいか色モノが好きなんだ」という店主は私よりずっと若い世代!
私も勇気を持ってポップorパンク目指すバアさんになるからね。
因みに場所はふくやという福岡市内警固の古道具やさん。

店主は今時珍しくネット族ではないのでHPもありません。
ネットでの告知はそのうち私がします。

さてもう一つこれが書きたかったのでブログ更新したと言ってもいいかな? 私の今年ベストワンドラマだったNHK/bs「ワンダーウォール」について。
京大吉田寮(大正時代からの木造の寮が奇跡の現存)の存続を巡るお話し(ドラマ内では違う名称使ってますが)
このドラマ名作朝ドラ「カーネーション」の脚本家、渡辺あや氏の書き下ろし。
いやぁー驚いた!私が書いた?と勘違いしたくなるほど(厚かましいか)気持ちがシンクロした台詞の数々。
特に「これは恋の物語だ」という男子学生の独白。この意味はドラマを見れば分かりますが。
一目見て心が強く掴まれる気持ち、それが恋だとしたらその対象は何も人に、だけではないのです。
私がある秋の日、吉田寮を前にした時の胸の高鳴り、アレは恋だったんだなぁ、と本当に大納得の脚本でした。
ドラマ観て「ありがとー」って唱えた(制作してくれた全ての関係者に)久々の作品でした。
残念ながら再放送も既に終わったけどこの名作ドラマはきっと再々放送あるのでは、と思います。
見逃した方いつか是非!



吉田寮

ドゥクフレ公演!


まさかまさかあのフィリップドゥクフレPhillppe Decoufle CompagnieDCAの公演が故郷の街(北九州市)で観られるとは!あの、というのはアルベールビル冬季オリンピックの開閉会式を演出した、あの、です。

私にとっては当時かなりのカルチャーショックを受けたそれは大袈裟ではなく、あ、今私新しいアートが生まれる瞬間を観ているんじゃないか、しかも日本の片田舎の街で炬燵に半身入れて寝転びながらだ、と涙目になった程。

あれから何度かフランスに行く機会もあったのについぞ彼の公演を本場で観る事は出来ていなかったのに!
多分今年の平昌オリンピックの時、FB(或いはインスタグラム)にアルベールビルの彼の演出が大好きだった、という事を書き込んだからか、突然ライン上に公演の予告が現れたのだから、いやいや、侮るなかれSNS!
うざったい広告が流れてくるのに辟易もするがたまにはど真ん中にヒットする情報もゲットできるもんだ。

で、どうだったかといえば、そもそもダンス公演など日頃から鑑賞する機会などない私ではあるがコレはコレは!とびっきり洒落の効いたエスプリ満載トップ・オブ・ザ舞台芸術!とブラボーを贈りたい。

短編集と題された5パターンのパフォーマンスが休みなしに繰り広げられ、各幕の何ともシンプルで新鮮な空間演出、ダンスという概念では括れない演者たちの身体表現、それに呼応するミニマムな音、リズム、ボサノヴァやプリミティブ音源、時に生声歌唱。

私は評論家でもないので専門的評論などはできないが、舞台に目を凝らしている約90分の間、不思議の国の覗き魔になってた気分、或いは自分のココロの深淵を旅してるような気分、とでも言おうか。
狭い舞台が深い森の様に見えたり、ジャックタチ空間に入ったように思えたり、空にポッカリあいた雲のまにまに思えたり記憶の奥深くに潜む穴に思えたり。

最後の幕は日本へのオマージュがテーマになっていたけれどコレが又キュート。
個人的にウケたのは空港のショップであらゆる種類のマスキングテープを買う、というくだりが続く独白詩(笑い)確かにフランス人にウケるのだアレは!
夏一歩手前のとても貴重な真昼の夢の時間でした。
メルシーデュクフレ。新作も観たい!

ちなみにデュクフレ演出アルベールビル冬季オリンピック開閉会式観たい方はOlympic channel というサイトでもアップされています。
私のハート射抜かれシーンは閉会式の聖火を消す演出!もうヤラレタ〜とハートマークが100個くらい目から出た。因みにこの頃彼は若干20代無名の演出家。
その才能を信頼してフランス文化を世界に発信する場での確信且つ革新的起用。拍手だ。メルシーフランス。
あ、W杯優勝おめでとう!殆どが移民の子供で編成されたチームだったらしい。それもフランスらしくてブラボー。
長い冬休み
うーん、随分長いことブログ更新サボっておりました、、。
昨年は結構海外展も重なったり自分の個展もあったりで軽くパニくってたので年が明けるとともに電池が切れたように仕事能力が切れておりました!

と言っても仕事以外にする事が案外溜まっていてアトリエの模様替え(というより大片付け!)、楽器練習、洋服整理、客ごと、母と義母のプチお世話、オリンピックテレビ観戦などしていたけどいや早、あれよと言う間に春になりそろそろ初夏か?という気候に。

ハイ!流石にスッキリ片付いたアトリエで制作再開しましたよ。
久し振りに作ると随分気持ちが軽やかになっていて今まで扱っていなかった素材を試してみると「いいじゃん」と自己満でインスタにあげたりしています。インスタ映えは無しだけど(笑)
人間、休みは必要ですね。疲れたら休もうよ。休み明けには軽くなった自分が新しい場所に踏み込んでいたりする。
脳はそうできていて自分を助けてくれるものなのかな。

今年、冬の休息で少し新境地の作品皆さまにはどこで見てもらえるでしょう?
取り敢えずは4/27日〜5/27日金沢のfactory zoomer gallery の岩田圭介展のひと棚で少しだけゲリラ出品(辻さん語)します。
お近くの方、金沢に遊びに来られる方覗いてみてください。




2018ライブでスタート
あけましておめでとうございます。
月日の経つのは速く宇宙旅行が現実のものとなるはずの2001年から17年過ぎても私の日常から宇宙は遠い。時々月の満ち欠けを確認するくらいだ。
年に何度か我が家の西向きの窓から海を辿る月光の道が見える夜がある。
そんな夜は坂東眞砂子の「桃色浄土」という小説を思い出す。
ちょっと怖くて随分美しくそして切ないお話し。
眠りにつく前には必ず本を読む習慣がある。現実と夢の合間には物語が必要で何か読まないと上手く眠れない。
ところが最近前日に読んだ内容をすっかり忘れていて数ページ前から読み直す羽目になる。コレ老化ってヤツです!登場人物の名前もなかなか覚えられず、えーコレ誰だった?と苦しむ。
長編だとまぁ段々頭に残ってくるけど中短編だと一気に読み切らないと登場人物がやっと覚えられた辺りでお話が終わることも。
厄介な年頃ですこと!

話は変わります。
最近ヤマハの61盤の電子ピアノをアマゾンで購入し学生時代にコピーした数曲を練習し始めた。(エレピって思ってたよりお手頃価格)
というのもこの秋に、所属していた音楽サークル50周年記念ライブが京都で催される事になり大学時代のバンドが急遽復活。(私、学生時代は勉学に励まずそんな事やってたんですね)
10月の合同ライブに照準を合わせての練習が始まったのだ。みんなもう東京、名古屋、関西、九州とバラバラな居住地なのでやり取りはもっぱらFBのグループコメント欄で。楽譜や動画を送ってもらって意見を交換しながら其々自主練。
大方おいらコレ演奏無理!という泣き言が多い、とほほ。
で一度集合して練習しよう、という事になり、なんと30数年ぶりの集合は東京で行われる「はちみつぱいと頭脳警察」のライブ会場で、という事に決定!
翌日は渋谷のスタジオ借りて4時間練習の予定。
大学以来だよ、どーなることやら初老バンド、、、。先ずは体力持つか?
はちみつぱいライブ集合記念として「夜は静か通り静か」もコピーする事に決まっている。
というかコレはやや強引な私の希望だが。幸いコードが簡単で誰からも出来んという苦情はなし。ふふふ。
ライブは13日の夜。みんなどんなおじさんになっているやら。
何だか楽しみな2018年の始まりだ。

我が家の新参者エレピ
zakkaカレンダーで新年
個展開催中
11月25日から神戸のマルニにて個展開催中です。〜12月9日



マルニは元町駅から歩いて5分ほどにある古くて渋いビルの4階。
どこに入り口があるのかすぐには分からないような小さな間口を入ると時間が止まったような建物の中に数件の店やカフェ、事務所などが入居し長く大切に活かされてきた事が伺えます。
マルニの空間にも古いビル特有の鉄製の窓から柔らかい日差しが射し独特の光が磨り減った床を包みこの一部屋の中に作品を並べてゆく作業は至福のひとときというものでした。
今回は向井理依子さんからフランス仕込みの額装をしていただいた作品も数点。
どれも私の作品の意図を良く組んでいただいた繊細な仕上げで感心そして感謝!
関西近郊の方、栄町ビルディング4階まで階段を昇って白い古いドアを開けてみてください。私の作品が午後の自然光の中で点々と転がっています。
壁には額装のモノ額装のないモノ混在してコラージュ展示しています。
頭を休めに来ていただけたら幸せ!
台南にて
台湾、行ってきました。
少々の仕事をし、あとは存分の自由時間を過ごしての4日間。
2回目の台湾だったけれど今回はギャラリーオーナーから台南までの一泊小旅行にも誘って頂き、すっかり台南の魅力にハマりました。
大都会の台北とは趣の異なるゆったりとした街並み。新築よりも古びた建築が多く、イカした渋ビルや傾いた様な木造家屋もあちこちに。
さすがに廃墟と化したものも多いのだが何故か取り壊されること無く街中で傾ぐその姿にはそこはかとなく詩情が、、、(これは個人の感想です、笑)
ぺんぺん草の生えた赤い瓦屋根の廃屋。
空き地に残る住居の痕跡だけを残したタイル壁。
どんな家族がどんな生活を営んでいつから見棄てられたのだろう。
穴の空いた天井から台南の青い空が見える。
暑い風が吹き壊れかけた窓枠が音をたてる。
自然に還る永い時間の流れに身を置くものの音階はどこか切なく胸を打つ。

それにしても台南人の優しさといったら!感動します。
よそ者と自分たちの間に警戒の垣根を作ることなく、親しく受け入れてもらえる心地好さを滞在中ずーっと感じていた。
偶然出会った木工おじさん、年季の入った薬屋さん、片言日本語で挨拶してくれたバラック店舗のおじいさん、車でとことん台南案内して超美味しい牛鍋屋さんに連れて行きドライマンゴのお土産まで持たせてくれた女性。
どの人も初対面。尊敬できる人物ってテレビや本の中にいるんじゃない。
こんな人たちだって思う。皆さんに心から謝謝!

またね、台南、必ず再見!

木工おじさんの作業場


日本語で話しかけてくれたおじいちゃん

廃寺の屋根

廃屋の窓

洗面台の残る壁
個展案内 / マルニ 神戸




岩田美智子 展
2017年11月25日(土)ー12月9日(土)
12:00ー18:00 会期中無休
作家在廊 25日
MARUNI
神戸市中央区栄町通り3-1-7栄町ビルディング402号 080-3803-3006
http://gallerymaruni.at.webry.info/

久しぶりの個展です。
今回は向井理依子さんに額装していただいた作品も何点かあります。
その他箱とオブジェのコンポジションなど。
神戸の方、近郊の方、又は旅の途中の方是非観に来てください。
私は25日在廊します。お気軽にお声掛けください。